2008年04月28日

愛してくれるな

『愛してくれるな』

そう言って課長は静かに振り返った。
ちょ…目が笑ってねぇッスよ?
ほつれた前髪が銀縁のフレームにかかり
疲れの滲んだ表情に淡い翳りを添えていた。

まだここは会社ですぜ?
そりゃ…このフロアに残っているのは
課長と俺だけだとしても
他に相手がいないからって
手軽にオフィスラブなんてのはご遠慮したい。

舐めるように絡みつく視線。
ゆっくりと迫る足音。
気分は蛇に睨まれた蛙か
ライオンの檻に放り込まれたウサギのよう。

「どう…して?」

そう口に漏らすのが精一杯だった。
情けないほど震える膝。
視界がガクガクと揺れる。
嘘だと思いたかった。
俺の尊敬していた課長はいつもクールで仕事ができて
たまにランチを奢ってくれて
出来の悪い部下の愚痴に付き合ってくれて…

『気づいていたんだろう?』

からかうように課長は囁いた。
吐息が耳元をくすぐる。
距離近すぎますから!
こっちは免疫ないんだから
相手の気持ちを考えてもっと優しく…じゃないや
もういっそ殺してくれぇッ!
続きを読みたい方はワッフルワッフル と書き込んでください
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posted by のあなな at 03:55| Comment(18) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

言葉綴りバトン

某所で見かけた言葉綴りバトン(腐仕様 !?)になります。
放置しすぎて何が何やら
良く判らないのがアレですが
週に1度ぐらいは頑張ったふりをしようと思いました。
多分。

あ■愛してくれるな
か■可愛らしい子供ね
さ■さぁ…はじめようか
た■例えどんなことがあっても
な■泣かないで
は■はじまりとおわり
ま■まだ、生きてるよ
や■やっと聴こえた
ら■ラク、しようなんて思うなよ?

…この台詞の後に繋げて文章を書けば良いんだよね?
posted by のあなな at 02:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

前へ進みなさい。貴方には他に…道などないのだから。

『前へ進みなさい。
 貴方には他に…道などないのだから』

柔らかな淡雪が風に溶けて頬を濡らす。
薄紅色に染まった空の向こう。
肩を並べて笑いあった彼女の姿は既にない。
白木の鞘に収められた小刀。
それが彼に残された全てだった。

戦いは熾烈を極めた。
もともと冬宮の軍勢はそれほど多くない。
数こそ全てと言うわけでもないが
倍近くの敵と戦うのは流石に骨が折れた。

劣勢を覆すため
多くの敵と切り結び…その全てに勝利した。
幾度となく膝をつきながら
彼が倒したデッキの数は10に届こうとしていた。

全軍で88を数えると言われる神のデッキ。
その力は岩をも砕き天を裂くとまで言われたという。
真意のほどは定かではないが
彼自身、古き盟約に従って竜や巨人さえ使役することができた。            
北天を4つに裂いた長き戦いは
ついに勝利者を出さぬまま
その役目を終えようとしていた。


ぎにゃー。
続きは考え中。
デッキを使ったカードバトル。
モチーフは星座だけど深い意味はなし。
posted by のあなな at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | よろずくくり唄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月02日

ねぇ…それって何てエロゲ?

『ねぇ…それって何てエロゲ?』

黙れ馬鹿。
年頃の青少年になんてこと聞きやがる。
そもそもコイツがこの部屋にいることが間違いなのだ。
よって答える必要はなし。

『あれー? 答えられないのかな〜??』

オレはその不愉快な声を無視することに決めていた。
耳元に迫る甘い吐息。
ねっとりと首筋にまとわりつく細い腕。
ただの冗談にしては度が過ぎている。

『…やめてくれないか?』

そう言ってオレは中嶋聡子の手を振り払い
つとめて冷静に諸悪の根源と対面することに成功した。
多分。

鳶色の瞳が好奇心で細められ口元がにんまりと歪む。
駄目だ。やばい。絶対喰われる。
お願いだからその表情はやめてくれ。

『ベッドの下で面白いものを見つけたんだけど?』
『何かの間違いじゃないか?』

これはブラフだ。
数ヶ月前、コイツに襲撃された際に
我がコレクションはほぼ壊滅の憂き目にあった。
それ以降そこには塵ひとつないはずだ。
だから…泳ぐな視線。

『本命はその本棚の中…ね。
 まさか辞典の中なんかに隠してないよね?』
『またまたご冗談を』

今さらそんな中学生みたいなことするかよ。
エロ本博士の異名は伊達じゃない。
…って小学生の頃のトラウマを思い出させるな。
そのおかげでどれだけ苦い思いをしてきたことか。

終業式の日、本庄さんに振られたのだって
元はと言えばコイツがあだ名を言いふらさなければ…。

『部屋に帰って勉強でもしてたほうが良いんじゃないか?
 この前の中間、確か順位を100番近く落としてただろ』
『大きなお世話ッ!
 そもそもアレは風邪で休んでた私に
 出鱈目な試験範囲を教えたアンタのせいだっつーの』

そうかそれが原因か。
相変わらず根に持つ奴だなー。
オレのやりそうなことぐらい想像がつくだろうに。

『あ。はっけーん♪』
『馬鹿なッ!!』

大袈裟に驚いたふりをする。
カバーを偽装したダミーを発見したようだ。
短時間でよくぞここまで…とは思うが
さすがにこれ以上はご遠慮していただきたい。

『ふーん…こういうのがタイプなんだ』
『や、やめろよ人聞きの悪い…』

ナースなお姉さんが大好きなのは
実はクラスメイトの山岸だったりする。
借金のかたとはいえ、奴には可哀相なことをした。
演技も完璧なはずだし
これで諦めてくれることを期待しよう。

『それで…本命はどこ?』
『誰が言うかよバーカ』

正直者のこの口が憎い。
目の前で眼を三角にしてる中嶋を見て
オレは自分の命運が尽きたことを悟った。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

続きません。
幼馴染は好きだけどベタベタ恋愛関係より
こんな感じで軽口を叩ける関係のほうが好きです。
だからどうしたと言われると困ってしまいますが…。

ちなみに本命は定期購読してる雑誌の中だったり。
木を隠すなら森の中。
下手に辞典の空箱やカバーを偽装するのは藪蛇じゃない?
このへん、他の人の意見も聞きたいところです。
posted by のあなな at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | よろずくくり唄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月21日

私は私。それ以上でもそれ以下でもないわ。

『私は私。
 それ以上でもそれ以下でもないわ』

そう言って姉貴は銃口を戻し敵に向けてトリガーを絞る。
不快な断末魔と飛び散る肉片。
不気味に蠢いているそれを目の前にして
戸惑う俺に姉貴の真意は判らなかった。

『これから先、どうすんだよ?』
『さぁ? でも…何とかなるんじゃない?
 アイツ…あれでもどこかの王子様だって言うじゃない』

そう言って姉貴は隣でいちいち悲鳴を上げている男を見た。
冗談じゃない。
百歩譲って姉貴に彼氏が出来たとしても
それが金髪碧眼の美男子だってのは
俺の未来予想図には書いてない。
ましてやそれが…亡命中の異星人なんてのは俺の理解を超えていた。

昔から姉貴はそうだ。
俺の気持ちなんぞおかまいなしに問題を起こし
周りの人間を否応なしに巻き込み
それでいて誰からも好かれる稀有な才能を持っていた。

『あー…もうッ!』

見てられない。
その一言に尽きる。
俺はその軟弱そうな男から光線銃を奪い取り
画面を埋め尽くすかのように襲い来る敵に向かって乱射した。
邪魔だ。
雑魚がいちいち喚くな!

小刻みに震える銃の反動を抑えつけながら
理不尽な怒りそのままに悪態をつく俺に向かって

『別に手伝って…なんて頼んだつもりはないのに』

そう抜かしやがる姉貴は本当にどうしようもないと思った。
そしてそんな姉貴に逆らえない俺もまた
心底救いがたい大馬鹿者だと言うことがハッキリしていた。

時刻は夜の10時を少しまわったところ。
繁華街にあるゲームセンターも
会社帰りのサラリーマンや
出勤前のお姉さんやらで一層、毒々しさを増していた。

******************************

はい。
唐突に始まりました駄文の嵐。
テーマは『好きな言葉ではじめてみよう』です。

『私は私。それ以上でもそれ以下でもないわ』

この言葉が大好きだったりします。
一般論でくくられるような同情を拒絶しつつ
偏見や思い込みじゃなく私自身をしっかりと見て! 
…などと聞こえてしまうのは
多分、私が病気なせいなんでしょうね。
posted by のあなな at 04:31| Comment(0) | TrackBack(0) | よろずくくり唄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月12日

主人公案・2

若菜正雪のケース

・若菜正雪(♀)17歳 高2

頭脳明晰・容姿端麗なお嬢様。
少し癖のある金髪を白いヘアバンドでまとめ、
腰にまで届こうとする髪をなびかせて歩く姿はまさにお嬢様そのもの。
一応、名家に連なる古い血筋を受け継ぐが実家は没落気味。
家庭の事情により一年留年しており、
そのせいか周囲に壁を作るような傾向がある。
本来は物怖じしない闊達な性格で男勝りな面も多々あるものの
学校では見事に猫を被っている模様。

周囲の重圧に耐えかねて蒸発した両親に変わり
年の離れた兄と祖父に育てられた影響からか、
同年代の異性にはあまり興味がない様子。
八葉グループで研究職に従事する兄に協力するため
愛犬ブランシェと共に冥府魔導の道に堕ちる。
兄によって全身を機械化&機能強化されたかつての愛犬を伴い
『能力者狩り』 と呼ばれる無差別襲撃事件に荷担していた。

狂信的な道をひた走る兄に疑念を抱きつつも
感情を押し殺して任務を確実に遂行するその姿は
仲間内でも畏怖されていた。
任務中はカーディナルという名で呼ばれている。
posted by のあなな at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | よろずくくり唄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月10日

昔は良かった!?

RO001.jpg

HDDを整理していたら見つけてしましました。
無料時代から足かけ4年くらいの
付きあいになっちゃうのが何とも…ですけど。
自動人形さん対策ってこの頃から叫ばれてたはずなんですけどねー。
株価が下がって慌ててコメントしたりしているのが恥ずかしいね癌呆。

管理会社が御犬様の落とし物にも劣る存在なのは
今更言うまでもありませんが、
違反行為に手を出す人とそれを容認しちゃう人の側に
より大きな責任があることは
当たり前のようで見落とされがちですよね。

もうちょっとPTを組むことの恩恵を増やしてくれれば
もっと面白いゲームになったのにね…残念です。
この子はスキル修正で残念ながら海の藻屑と消えましたけど
その魂はきっと今の子たちにも受け継がれていることでしょう。
みんな仲良くできるといいのにね♪
posted by のあなな at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグナロクオンライン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

でも、あの男は一回殺さなきゃダメでしょ。

源氏物語.htm

うだうだと資料を探していたら見つけてみました源氏物語のwiki。
組織名の参考にでもなればと読み進めてみたら
かなり面白いことが書かれていて目から鱗がボロボロ落ちました。
源氏物語はあんまり好きじゃなかったんですけどね。

というか…紫式部より清少納言がやっぱり好きだから。
あのみずみずしい感性もそうだし、
小さくて可愛いものに対する優しい視線や
自分の好きなものだけ褒めてみました! 
…って感じの贔屓のひきたおし。

気まぐれな猫みたいな性格というか可愛い人だったのかなーと。
口ばっかり才気走った我侭で軽薄な女性。
なーんて言われちゃうのもご愛嬌みたいな。
反対に紫式部は何考えてるのか良くわからない印象。

内容もおぼろげにしか覚えてなくて
光源氏ってロクデナシが幼少期になくした母の面影を求めて
実父の新しい恋人に恋焦がれた挙句、
無理やり関係を持っちゃったり。
どこぞの種馬よろしく綺麗な女性と見れば強引に関係をせまったり
あちらの姫君が美しいと聞けば親友の頭の中将君と一緒になって
『どっちが先に陥落せるか競争だッ!』 とばかりに
強引に迫って迫って迫った挙句、いざ関係を持ったが最後、
それはそれは優しくポイ捨てなさるとかー…しかも生霊つきだし。

マザコンとロリコンを併発して周囲に迷惑かけた上に
生まれや身分に関係なく、手当たり次第に女性に手を出しまくる。
ハッキリ言って迷惑きわまりない男ですが、
人間関係の巧みな描写とレディースコミックよろしくな超展開で
当時のベストセラーとして不動の名声を得た…みたいな?

内容的には 『好色一代男』 で仏教色とか味付けてみたけど
結局は誰と誰がくっついた離れたとかやりたいだけでしょ!?
…などと考えておりました。
某機動戦士で種だったりする
固有名詞が浮かんできたのはきっと気のせい。

でも、wikiで調べてみると決してそれだけじゃないみたいね。
私が大雑把に把握していたのは源氏物語の第一部。
後半も大雑把には覚えていたけど、
やっぱり昔の人のウケも第一部が良かったみたいで
第三部にあたる部分は第二部を書き上げてから
かなり時間が経ってから執筆されたとか
実は別人の手で書かれた部分が存在する…なーんてのまで。
ぶっちゃけ…全然知りませんでした。

ちまたではダヴィンチ・コードが大反響だったりしますけど、
源氏物語に関してもいろいろと興味深い事実というか
憶測がボロボロありまして…。

◆本当に源氏物語の作者は紫式部なのか?
◆光源氏のモデルはいったい誰?
◆実は失われてしまった帖が存在した!?
◆ある特定の帖だけを引っ張り出すと
綺麗に繋げて読むことができる! …などなど

印刷技術というものが存在しなかった当時にあって
物語の伝播は口コミと写本に頼っていました。
その由来から3系統に分類される各種写本の存在や豪華絢爛な絵巻物。
んで、写本の段階で誤字・脱字や他人の解釈が加わったり
全く別の人物による創作が組み込まれてしまったり…などなど
もう立派にミステリーですよッ!

藤原道長の鎮魂のために書かれた…って説だけは
ちょっと受け入れ難かったけどねw
昭和初期には 『皇室を侮辱するな!』 とばかりに
光源氏と藤壺女御の逢瀬を2次創作や演劇にしちゃダメって
政府から厳しく言われてたりと
知らなかった事実がボロボロでて来たりします。
桃尻語訳だけが黒歴史じゃなかったのねw
posted by のあなな at 03:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 源氏物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月30日

主人公案・1

工藤茜のケース

・工藤茜(♂)15歳 高1

中肉中背で特にこれといった特徴はないものの学業はそれなりに優秀。
中学時代、バスケ部でPGをつとめるなど俊敏性には優れる。
ただし、自他共に認めるほど持久力に欠けており
『精神が腐ってる』 呼ばわりされることも。

現在は家庭の事情から帰宅部になっているが
部活に対しては鬱屈した思いを抱えている。
その名前から『茜ちゃん』と呼ばれることを何よりも嫌っているが
最近、クラスの女子にも
そうやって呼ばれることが多くなり諦めている。

得意科目はこれといってないものの英語をかなり苦手としている。
本人曰く『日本人なら日本語喋れ』とのこと。
中学時代、さして苦もなく
一夜漬けで成績を残してきたつけを涙ながらに返済しているようだ。
当人の思惑はさておき、
彼の成績はこれからじりじりと降下の一途をたどることになる。

本人のあずかり知らぬところで
物語と関わることを余儀なくされた不幸な少年である。
疾風の3太刀のうち (先の太刀・追の太刀・影の太刀)
前任者の失踪により影の太刀を担うことになる。
本人の意思や能力に関わらず、
その大半を不毛な負け戦に捧げることになる。
posted by のあなな at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | よろずくくり唄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

よろずくくり唄。

現在、鋭意製作中の小説の仮題になります。
まだ骨格を考え中なので一文字たりとも書いていませんけど…。
基本コンセプトはクトゥルフ物っぽくね。

『禁忌の歌集』よろずくくり唄
人の悪意を綴った歌集と揶揄される。
その反面、手にしたものは栄華を極めるといわれ
多くの権力者がその異形の力を求めた。
代償として「裏切りの血」を求めると伝えられており
陰惨で血なまぐさい逸話がいくつも残されている。

ぶっちゃけ…手にした人全てに不幸をもたらすろくでもない代物です。


古くは任那の地に伝わっていたまじないとも
遠くペルシャから唐を経て
日本に伝わった密教の経文に記されていたともされる。
出雲国造である「千家」氏に伝わる
口伝の中にその原型があると囁かれるが
その実態は謎のままである。

キーワード
立川流・文観・高師直・豊臣秀吉・明智光秀 などなど

立川流とかwikiで調べてみるとかなり楽しかったりしてw
髑髏本尊とその作り方とか素敵すぎー。
posted by のあなな at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | よろずくくり唄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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